家庭菜園を始めて少し慣れてきた頃、「次はメロンに挑戦しよう」と思った。
ミニトマトや九条ねぎがうまく育って、少し自信がついていた。ホームセンターでメロンの苗を買ってきて畑に植えた。自分の畑でメロンができるなんて、想像するだけでワクワクした。
順調に育っていたのに、突然おかしくなった
植えてからしばらくは順調だった。つるが伸びて葉が茂り、「これは期待できそうだ」とウキウキしながら毎日見ていた。水をやるたびに少しずつ大きくなっていくのが楽しくて、毎朝畑を覗くのが日課になっていた。
ところが梅雨が明けたある日、葉を見て異変に気づいた。
葉っぱに小さな穴が無数に空いている。しかも葉の色が、鮮やかな緑から黄色っぽく変わってきていた。「何かおかしい」とは思ったが、何が起きているのかわからなかった。ネットで調べてみたものの、どう対処すればいいかわからないうちに、メロンは枯れてしまった。
後になって、虫に食われたのだとわかった。
葉の穴も、色が変わっていたのも、虫による食害のサインだったらしい。ただ、どんな虫だったのかは結局わからないままだ。小さすぎて見えなかったのか、見る前に手を打てなかったのか。悔しかった。
でも、またいつかメロンにチャレンジしようと思っている。今度は虫対策を調べてから、もう少し備えて挑む。失敗したからこそ、次は何を気をつけるべきかがわかった。
レモンと柚子はまだ実がなっていない
レモンと柚子は、3年前に植えた。3年たった今もまだ実がつかない。最初の頃は「来年には実がなるかな」と思っていたけど、1年が過ぎ、2年が過ぎ、3年目に入った。
今年は少し変えてみた。レモンは枝払いをした。茂りすぎた枝を落として、風通しをよくした。するとしばらくして、新芽が出てきた。「今年こそいけるかもしれない」と期待している。
柚子は鉢植えで育てていたが、一回り大きな鉢に植え替えた。すると、それまで元気がなかった葉っぱが生き生きとしてきた。鉢が小さくて根が詰まっていたのかもしれない。今年は花が咲いてくれると嬉しい。こちらも楽しみにしている。
果樹は野菜と違って、収穫までに時間がかかる。最初の数年は実がならなくてもおかしくない。気長に待つしかないと思っていても、3年目に入るとさすがに「まだか」という気持ちにはなる。それでも手間を惜しまず世話を続けていれば、きっといつかなる。去年より今年、今年より来年と、少しずつ近づいていると信じることにしている。
畑わさびは2年続けて失敗した
畑わさびは、2年チャレンジして2年とも枯らしてしまった。
土が合わないのだと思う。わさびは湿った環境を好むので、普通の畑の土では難しいらしい。水やりを増やしてみたり、場所を変えてみたりしたが、どちらも結果は同じだった。2年続けて同じ失敗をすると、さすがに原因を考えるようになった。
来年は土壌改良をして、もう一度挑戦しようと考えている。今度は土の水分を保てるように整えてから植えてみるつもりだ。
わさびが育てば、採れたての薬味として使える。それだけで十分だ。難しいから諦めるのではなく、難しいからこそ次もやってみようという気持ちになる。3年目に失敗しても、また原因を考えて4年目に挑む。それが今の家庭菜園のやり方になっている。
うまくいくものもあり、失敗もある
家庭菜園を3年やってみて思うのは、うまくいくものとそうでないものがあるということだ。九条ねぎは毎年元気に育つ。キュウリは一度出来始めるとどんどんなる。でもメロンは虫にやられた。レモンと柚子は3年で実がなっていない。わさびは2年で2回失敗した。
最初は失敗するたびに落ち込んだ。なんでうまくいかないのかと悩んだこともある。でも今は、失敗した原因を考えて次に活かすことが楽しくなってきた。うまくいかなかった分だけ、うまくいったときの達成感も大きい。
失敗は損ではないと思うようになった。メロンが枯れたから、次は虫対策を調べる。わさびが育たないから、土壌改良を考える。レモンと柚子は枝払いと鉢替えをしたら少し変わってきた。どれも失敗して初めてわかったことだ。
今は一冊のノートに、何をどこに植えたか、うまくいったかどうかをメモするようにしている。後で見返すと「去年はここで九条ねぎが元気だった」「この場所ではメロンが枯れた」というのが一目でわかる。記録を続けると自分の畑の歴史になる。それを読み返すのも、ちょっとした楽しみになっている。
毎年何か新しいものに挑戦して、うまくいったりうまくいかなかったりを繰り返しながら、少しずつ畑が育っていく気がする。その過程を楽しめるようになったのが、家庭菜園を続けてきた一番の収穫だと思っている。
失敗しながら少しずつ覚えていく。それが家庭菜園の醍醐味だと思うようになってきた。本を読んでも動画を見ても、実際に自分でやってみないとわからないことがたくさんある。畑に出るたびに何か新しい発見がある。それが楽しくて続けられている。
日々勉強しながら、今年も畑に出ている。


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